(※この記事は、2023年9月12日に更新されました。)
「ユーザー会とは?」
「ユーザー会のメリットは何?」
「ユーザーとの交流を深める方法を知りたい」
この記事は、上のようにお考えの方に向けて書かれています。
本記事では、ユーザー会とは何か、ユーザー会を開催するメリットや企業の事例をご紹介します。
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Table of Contents
ユーザー会とは利用者同士が情報共有する場
ユーザー会とは、製品・サービスの利用者が参加して、活用方法や事例について情報を共有する場です。
「ユーザー交流会」と呼ばれることもあるように、ユーザー同士、あるいはユーザーとベンダー企業の間に交流が生まれるのが特徴です。
ユーザー会はユーザーのエンゲージメントを高める方法の一つでもあり、SaaSプロダクトをはじめ、多くのIT製品・サービスで開催されています。
ユーザー会の開催目的はユーザーエンゲージメントの向上
ユーザー会の開催目的は、主にユーザーエンゲージメントの向上です。
ユーザーが製品やサービスの利用において何らかの課題を抱えている場合、ユーザー会で解決の糸口が見つかることがあります。
あるいはユーザー同士が事例を共有するなかで、製品やサービスの新たな活用法も見つかるかもしれません。
こうした経験は、ユーザーエンゲージメントの向上につながります。
ユーザーエンゲージメントが高まれば、製品やサービスに対する理解が深まるため、より効果的なサービス利用が期待できます。
それに伴って解約率も下げることができるでしょう。
ユーザー会と企業セミナーは何が違うのか
特定の製品やサービスの使い方を伝える手段として、企業セミナーが開催されることも多いです。
ただしユーザー会と企業セミナーの間には、大きな違いがあります。
企業セミナーは、基本的に「講師から参加者への情報提供」という形で開催されるため、一方向に向けた情報発信の場です。
ユーザー側に発表する機会はほとんどなく、交流する機会も少ないでしょう。
それに対してユーザー会では、ユーザー側も情報発信を行います。
ユーザー同士の交流や情報交換が大切であり、ここが企業セミナーとは異なるのです。
ユーザー会を開催するメリット
ユーザー会はベンダー企業だけでなく、参加者のメリットも大きいイベントです。
そのため比較的集客しやすいといえるでしょう。
ここでは企業側のメリット・参加者側のメリットを、それぞれ詳しく見ていきます。
企業側のメリット:カスタマーサクセス&製品やサービスの品質向上
企業がユーザー会を開催することで、以下のメリットが得られます。
1. カスタマーサクセスにつながる
カスタマーサクセスとは「顧客を成功体験に導くこと」、言い換えると顧客の課題解決や成長を促し、満足度を高めることです。
ユーザーに製品やサービスを使い続けてもらうためには、欠かせない視点です。
2. フィードバックが収集できる
また直接ユーザーから意見が聞けるため、フィードバックにつながります。
ユーザーの抱えるニーズや課題が分かれば、サービスの品質向上にも活かせるでしょう。
3. 品質向上やマーケティングに活かせる
ユーザー会はコミュニティマーケティングの手法として使われることもあり、マーケティング素材としても活用できます。
このように、ユーザーがより効率的に製品やサービスを活用することを助けたり、フィードバックを積極的に集め、製品に反映していく姿勢を見せることでユーザーのエンゲージメントを向上させることにつながるでしょう。
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参加するユーザー側のメリット:製品やサービスの効果的な活用
ユーザー会は、ユーザーのメリットも多い場です。
1. 製品やサービスの効果的な活用方法が見つかる
製品やサービスを利用するユーザー同士で意見交換、活用方法をシェアすることで、自社にも取り入れることのできる新たな活用方法を見つけることができる可能性があります。
製品やサービスの可能性をユーザー同士の交流の中で見つけていくユーザー会の場合、「研究会」のように呼ばれることがあります。
2. 製品やサービスを利用するなかで生じた課題を解決できる
ユーザー会の参加者には、「サービスを利用しているうちに生じた課題を解決したい」などの目的があります。
ユーザー会を活用することで、他の企業はどのように課題を解決しているのかのヒントを得ることができるでしょう。
3. 企業に改善案を提案できる
また企業に対して改善案や要望を提案できるのも、ユーザー会のメリットといえるでしょう。
さらに他のユーザーの姿から刺激を受け、自身のモチベーションが上がることも珍しくありません。
定期開催しているユーザー会の事例3選
IT関連企業を中心に、多くの企業がユーザー会を開催しています。
企業によってユーザー会の形式は大きく異なり、「ユーザー同士の交流会がメイン」「ユーザーと企業がディスカッションを行う」「日常の課題解決にはWebサイトを利用している」などさまざまです。
実際の開催事例を見ることで、ユーザー会のイメージがしやすくなるかもしれません。
ここでは定期開催しているユーザー会のなかから、3つの事例をご紹介します。
①Salesforce Trailblazer Community|テーマ別のユーザー会が豊富!大会も高レベル
引用:リアルな使い方を学び合うSalesforceユーザーコミュニティ
Salesforceには「北海道ユーザー会」「神奈川ユーザー会」といった地域別のユーザー会をはじめ、テーマごとに対象者を絞ったユーザー会も多いです。
それぞれサービスの活用方法の紹介や情報交換、製品の機能紹介など、さまざまな目的で運営されています。
イベント情報を見るとYouTubeでの配信やオンライン開催、会場開催など、さまざまな形式のイベントがあるため、自分に合った形で参加できそうです。
また2011年以来、年に1回「Salesforce全国活用チャンピオン大会」が開催されています。
Salesforceの活用事例を報告し合い、さらなる活用を促すことが目的で、多くのユーザーが参加している大会です。
②Benchmark email|ユーザー会は会場選びから!話しやすい雰囲気づくりに注力
引用: Benchmark Email
Benchmark emailでは、過去に4回のユーザー会を開催しています。
ユーザーが登壇してサービスの活用例を話したり、パネルディスカッションを行ったり、CEOからユーザーへプロダクトへの思いを伝えたりと、開催内容は毎回異なります。
またBenchmark emailのユーザー会は、参加者の緊張を緩和して気軽に話ができるよう、カフェのようにオープンな会場で開催されている点も特徴です。
ユーザー会の合間に食事会を行うなど、ユーザーの自己紹介やコミュニケーションの時間も大切にしています。
③サイボウズ Office|Webサイトでもユーザー同士のコミュニケーションが盛ん
サイボウズOfficeのユーザーポータルでは、他企業の活用状況を見ることや、ユーザー間でコミュニケーションをとることができます。
そのため日常的にユーザーが課題を解決したり、アイデアを取り入れたりできる環境なのです。
定期的にユーザー会も開催されており、その様子もユーザーポータルで公開されています。
また年に1度のペースで開催されているのが、サイボウズユーザーフェスティバルです。
実際のユーザーが登壇して経験談を語る、製品導入後の悩みにサポートチームが答えるなど、さまざまなセッションが設けられています。
参加者からは「様々な情報・知見が得られたのでとても有意義でした」などの声が上がっています。
ユーザー会を成功させるポイント
ユーザー会を開催する前の準備として、会場設備や音響機器の確認は必須です。
特にオンライン開催の場合、音響トラブルがあるとユーザー会のメリットが半減してしまいます。
また、ユーザー会をより効果的なものにするために、以下のポイントを意識してください。
1. テーマによってターゲットを絞る
ユーザー会に参加する層が違えば、ユーザー会に参加する目的も違います。以下の例を考えてみましょう。
A:製品の利用歴5年。より製品を活用するためにも、他企業での活用方法を参考にしたい
B:製品の利用歴半年。使いこなせていない機能があり、使い方のコツを教えてほしい
C:製品の利用歴2年。知見を深めて、スキルアップにつなげたい
A、B、Cはユーザー会に参加する目的が異なるため、交流や情報交換をしても、全員が満足する結果は得られないかもしれません。
そのためユーザー会を開催する際は、目的やテーマを明確にし、ターゲットを絞ることをおすすめします。参加者を募る際に「〇〇の活用方法を知りたい方向け」「△△に関する事例の報告会」など、テーマを掲げておくとよいでしょう。
2. 参加者が発言しやすい工夫をする
初めてユーザー会に参加する方は特に、なかなか発言できないことも珍しくありません。
とはいえ「うまく話せなかった」という思いを残してしまうと、ユーザーのエンゲージメントを高められない可能性があります。
たとえば多くの参加者が発言できるように、ライトニングトークを取り入れるのもよい方法です。
ユーザー同士が活発な意見交換をするために、グループディスカッションの時間を設けてもよいでしょう。
このように、参加者が発言しやすくなる工夫をしてください。
3. 開催後のフォローアップを忘れない
ユーザー会を開催した後は、フォローアップを忘れてはいけません。
ユーザー会は開催することが目的ではなく、ユーザー会を通じてユーザーエンゲージメントを高めることや、製品やサービスを改善することが目的です。
そのためには、「ユーザー会の運営に問題はなかったか」「参加者の満足度は高かったか」「製品やサービスの解約率は下がったか」などの振り返りが必要です。
参加者からアンケートをとる、ユーザー会開催前と解約率を比較するなどのフォローアップを行い、その後につなげましょう。
また時間が経たないうちに、参加者へお礼メールも送ることも大切です。場合によってはお礼メールと一緒にアンケートを送付するのもよいですね。
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以上、本記事では企業が製品やサービスを利用するユーザーとの交流を深めることができる貴重な機会であるユーザー会についてご紹介いたしました。
ユーザー会とは、製品・サービスの利用者が参加して、活用方法や事例について情報を共有する場です。
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