(※この記事は、2023年7月27日に更新されました。)
最近、ビジネス、芸術、教育などさまざまな分野でワークショップが取り入れられていることをご存知ですか?
ワークショップという単語自体は知っているけれどワークショップとは
「どのような手法なのか」
「どんなメリット・デメリットがあるのか」
を詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。
今回の記事では、ワークショップとは何か、どんな事例があるのか、取り入れるメリット、開催時に気をつけることをわかりやすく解説します。
ワークショップを自社のビジネスに取り入れたい方、ワークショップを開催してみたい方はぜひ参考にしてください!
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目次
ワークショップとは、「体験型講座」のこと
ワークショップとは「参加者が主体的に参加する体験型の講座」のことです。
ワークショップ(workshop)の語源は「仕事場」や「作業場」ですが、現在は「参加者が主体的に参加する講習会や研究集会」という意味を持っているようです。
主に学習やトレーニング、問題解決などを目的として活用されています。
ワークショップでは通常、ファシリテーター(進行役)の進行のもと与えられた課題やテーマに対して複数人からなるグループで話し合いをしたり、共同作業を行います。
セミナーが専門家や有識者の話を聞くことが中心になることに対して、ワークショップでは参加者同士で双方向のコミュニケーションを取りながら課題解決を行います。
参加者が主体的に取り組むため、当事者意識や達成感を感じやすいという特徴があります。
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グループワークとの違いは?
グループワークは、複数のメンバーが協力して共通の課題を達成するための活動を指します。学校や職場などで行われることが多く、チームワークやコミュニケーションスキルの向上を目的とすることが一般的です。
一方、ワークショップもグループワークを含みますが、参加者の学びやスキルの習得が重視されます。
ワークショップの種類・具体例
ワークショップはさまざまな業界で取り入れられていますが、業界によって内容は全く異なります。
ここでは各業界でどのようなワークショップが行われているのか、その種類・事例をご紹介します。
芸術分野におけるワークショップ
芸術分野のワークショップは以前から多く開催されています。
俳優やダンサー、音楽家などその道のプロに直接指導してもらえることも多く満足度が高いです。
初心者が気軽に体験できるものから、経験者がさらにスキルを伸ばすために参加するものまで幅広いレベルのワークショップがあります。
ものづくりワークショップ
ものづくりワークショップも、ワークショップと聞いてまず思い浮かぶ人が多い人気ジャンルです。
手芸、フラワーアレンジメント、料理など作るものは多岐に渡ります。
一緒にものづくりをすることで参加者同士の親睦も深まりますし、初心者向けのワークショップも多いので新しい趣味を見つけるのにも役に立ちます。
まちづくりワークショップ
まちづくりワークショップでは、地域住民の方と街の現状の問題点を話し合ったり将来の街のビジョンを描いたりします。
地域の課題について住民を巻き込んで課題解決を図る手法で、住民参加型の活動形態の一つです。
「公園づくり」「道づくり」「公共施設の計画」などのテーマがよく扱われます。
教育分野におけるワークショップ(アクティブラーニング)
教育分野におけるワークショップは、近年注目が集まっているアクティブラーニングに近いものです。
先生から生徒に一方的に知識を伝える一般的な授業形式ではなく、学んだ内容を生徒同士でアウトプットすることによって理解を深めます。
学んだ内容をアウトプットすることにするためには、一度自分の言葉で整理し直さなければならないですし、相手からの質問に対応することによって自分の理解をさらに深めることができます。
ビジネス分野におけるワークショップ
ビジネス分野でのワークショップはさまざまな活用法があります。
ここでは、3つのビジネス系ワークショップをご紹介します。
(1)社会人教育などのビジネス研修
座学で学ぶだけよりも体験しながら学ぶことによってより理解を深めることができます。
(2)社内のコミュニケーション活性化を目的とした会議
会議にワークショップを取り入れることによって立場に関係なく意見交換をすることができるようになることが狙いです。
いつも話者が固定化されてしまっている会議で取り入れると効果的です。
(3)顧客に対して行うワークショップ
実際に顧客に商品やサービスを利用してもらうことによって、率直な意見や改善点を聞き出すことができます。
ワークショップなどのイベントを用いて行うイベントマーケティングについては、こちらの記事(イベントマーケティングとは? メリットと役に立つイベント運営ツールを紹介!)をご参照ください。
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ワークショップを行う3つのメリット
ワークショップという手法には、主催者、参加者ともにさまざまなメリットがあります。
ワークショップのメリット1:当事者意識や達成感が得られやすい
ワークショップでは、参加者はテーマや課題に対して主体的に考えたり行動をするので、当事者意識を得られやすいです。
また、ほかの参加者と共同で作業するため達成感を得られやすく、満足度も上がりやすいです。
ワークショップのメリット2:体験を通して知識を深く理解できる
セミナーのように「話を聞くだけ」「資料読むだけ」ということはなく、必ず何かしらの行動を伴います。
学んだ知識をロールプレイングなどを通して実行に移すので、ただ話を聞くよりも深く理解することができます。
ワークショップのメリット3:さまざまな意見や価値観に触れられる
ワークショップでは、自分と違う価値観や考え方に触れることができます。
日常生活では交流のない人たちとも話すきっかけになるので、自分の視野を広げることができます。
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ワークショップを行う2つのデメリット
ワークショップのデメリット1:参加者に体験の質が左右される
ワークショップは場の雰囲気に大きく左右されます。
「初対面の人が多い」「誰もしゃべらない」など、何かしらの理由で活発な意見交換ができない場合は、ファシリテーターの役の人が意識的に盛り上げないとワークショップの目的を達成することは難しいかもしれません。
ワークショップなどのイベントで良い雰囲気を作るために、イベントの最初の数分間にアイスブレイクというアクティビティ行うことができます。
おすすめのアイスブレイクネタは、こちらの記事(イベントが盛り上がる!自己紹介系アイスブレイクネタ10選!)をご参照ください。
ワークショップのデメリット2:学べることが少ない可能性がある
ワークショップでは体験に時間を多く割きます。
体験は知識を深めることには効果的ですが、幅広い知識を獲得することには不向きです。
自分が達成したい目的はワークショップを通して達成することものなのか?など目的をもう一度確認してみましょう。
イベントの種類に関しての情報は、こちらのページ(イベント企画)をご参照ください。
ワークショップ開催時の4つのポイント
ここからは、ワークショップを開催する際に気をつけるべき4つのポイントをご紹介します。
ワークショップのポイント(1)目的を決める
なぜワークショップを開催するのかは、あらかじめ決めましょう。
目的やゴールを決めないと、ワークショップのお題や内容を決めることができません。
ゴールが決められない場合は「参加者に何を経験してほしいのか」「どんな成果がでれば成功なのか」を話し合うと効果的です。
ワークショップのポイント(2)個人ワークを入れる
グループワークの前に個人ワークを入れるのも効果的です。
いきなりグループワークにすると主張がまとまらず話し合いに参加できない人も少なくないので、まずは個人ワークで考えを整理してからグループワークに入ると話し合いが活性化しやすいです。
ワークショップのポイント(3)良い雰囲気を作る
ワークショップでは場の雰囲気がとても重要です。
堅苦しすぎると発言しづらいですし、雰囲気がゆるすぎると建設的な話し合いになりません。
参加者が課題に取り組みやすい雰囲気作りを心がけましょう。良い雰囲気を作るために考慮すべき点は以下の4つです。
1. ファシリテーター
場の雰囲気に敏感なファシリテーターがいると円滑にワークショップを進めることができます。
過剰な口出しをするのではなく、一歩引いて話し合いの軌道修正ができる人が適任です。
2. グループの人数
グループの人数は5〜6人が丁度いいです。グループの人数が少なすぎても、多すぎても発言はしづらいです。
3. 机の配置
なるべくグループ全員で輪になって話せるように机を配置しましょう。全員の顔が見える状態が望ましいです。
4. BGM
BGMも用意しましょう。あまりに静かすぎると話し始められませんし、うるさすぎても集中できません。
ワークショップのポイント(4)必要な道具を準備する
下記のような備品、ツールがあるとワークショップが円滑に進めやすいです。
全て準備する必要はありませんが、開催するワークショップに必要なものは事前に洗い出し準備しましょう。
付箋
ブレストなど、アイデア出しを行う際に使用します。
プロジェクター、スクリーン
最終的にプレゼンなどをする場合は必要です。
模造紙、カラーペン
意見交換や発表を紙とペンで行う場合は用意しましょう。
時計
ワークショップは参加者が作業に熱中してしまうことが多々あるため、参加者が見える位置に時計があると便利です。
マイク
会場が広い場合はあらかじめ準備しましょう。
ワークショップに関する要点まとめ!
本記事ではワークショップとは何か、どんな事例があるのか、取り入れるメリット、開催時に気をつけることをご紹介しました。以下に要点をまとめます。
・ワークショップとは体験型の学習講座
・ビジネスや芸術、教育、まちづくりなどさまざまな分野に取り入れられている
・参加者は当事者意識を得られ、体験を通して深い理解を得られる
・ワークショップのワークショップを開く際は目的とゴール設定を必ず行う
・主催者やファシリテーターは場の雰囲気作りに力を入れる
ワークショップは知識の共有と参加者の教育をするのに非常に効果的な手法ですので、ぜひ一度開催してみてください。
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