(※この記事は、2023年6月29日に更新されました。)
マルシェを主催したいけど、主催する方法がわからない、何から始めていいかわからないという方はいませんか?
扱われる商品には生鮮食品が多いですが、近年は加工食品やハンドメイド作品の出店も増えてきました。手ごろな価格で自分のお店を出せることから、マルシェ出店を考える方も多いのではないでしょうか。
本記事では、マルシェを主催するメリットからマルシェなどのイベント主催手順、必要な準備までをわかりやすく紹介しています!ぜひ参考にしてください。
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Table of Contents
マルシェとは

マルシェとは、フランス語で「市場」という意味です。日本でいう「マルシェ」は、「ファーマーズマーケット」「青空市」とも呼ばれる、生産者と消費者が直に商品の売買を行う場を指します。消費者にとっては「生産者の顔が見えて安心」、生産者にとっては「消費者の声が聞けて参考になる」などのメリットがあるため人気のフードイベントの一つです。
マルシェに出店するメリット3つ

マルシェは出店もお客さんも多いため、多くの交流が生まれるという点がメリットです。この交流がもたらす効果は、大きく3つに分けられます。
マルシェのメリット1:多くの人に商品を知ってもらえる
1つめの効果は、多くの人に商品を知ってもらえることです。実店舗と違って気軽にのぞきやすいので、他のお店のついでに商品を見ていく人も多く、認知度が高まるでしょう。
直接商品の魅力を伝えられるため、商品のファンを作ることもできるかもしれません。
マルシェのメリット2:消費者と直接コミュニケーションが取れる
2つめは、消費者と直接話ができるため、商品に対する感想も直接受け取れる点です。「こういうところが良かった」と聞けばモチベーションになりますし、「こういう商品がほしい」と聞けば次の商品の参考になるでしょう。
アンケートを取ると時間やお金がかかってしまいますが、マルシェを利用すれば生の消費者の意見がどんどん入ってきますよ。
マルシェのメリット3:ほかの生産者と交流できる
そして同じテーマのマルシェに参加した、ほかの出店者との交流もできるでしょう。情報を交換したり、場合によっては商品のコラボレーションをしたりと、後の事業展開に役立つ関係が築けるかもしれません。
このようにさまざまな交流が生まれ、後につながっていくところがマルシェのメリットといえます。
マルシェに出店する2つの方法

「マルシェに出店する」といっても、その方法は2つあります。1つめは自分でマルシェを主催する方法、そして2つめはすでにあるマルシェに出店を申し込む方法です。
出店方法1:マルシェを主催する
自分でマルシェを主催するなら、次の4つのポイントを押さえてください。
・レンタルスペースなどを手配し、場所を確保する
・テーマを明確にして、ほかの出店者を募る
・必要な備品を手配する
・場合によっては保健所への届け出を行う
出店者を集めるには、テーマを決めておくとよいでしょう。備品や届け出などの準備も多いので、協力者を見つけておくと安心です。
また、マルシェの開催場所を借りるには、「屋外のレンタルスペースまとめ」に掲載されているような場所を探す必要があります。
出店方法2:マルシェに出店申請する
一方、すでにあるマルシェに出店を申し込む場合、事前にチェックしておきたいポイントは下記の4点です。
・出したい店が出店条件に合っているか
・マルシェの立地条件はいいか
・備品の貸し出しはあるか
・会場へのアクセス(駐車場の有無など)
まずは自分の出したい店が、マルシェの出店条件に合っているか確認します。場合によっては書類審査や面接を通過しなければなりません。
また、出店するための商品や道具などを運ぶ際のことを考える必要もあるため、立地条件も確認しておきましょう。そして必要な備品がある場合、それが借りられるかどうかもチェックが必要です。
出店するマルシェを探すには、「マルシェ出店者募集 (地域名)」のように検索するとマルシェ主催者のページが出てきます。
例:福岡のイベント出店者募集情報
マルシェを主催するために必要な準備

この章では、マルシェを主催するに当たって必要な準備をご紹介します。マルシェ出店が決まったら、開催日までに準備をしなければなりません。大きく分けて5つの項目があるので、スケジュールを立てて準備してください。
マルシェの準備1:保健所への届出
マルシェなどの食品を提供するフードイベントを主催する場合は、主催者が事前に地域の保健所で必要な手続きを済ませる必要があります。一般的に、地域振興イベントなど公共性のあるイベントとそうでないイベント(食品事業者が行うイベント)で必要な手続きが違ってきます。詳しくは、マルシェを開催する地域の保健所ホームページなどで確認してください。
例:横浜市西区のイベント・行事における食品の提供の際に必要な手続き
マルシェの準備2:必要な備品をリスト化
当日の持ち物は早めに考えておき、リスト化してあると安心です。商品の種類やお店の雰囲気によっても変わりますが、以下が必要な備品例となります。
・商品の値札
・ショップカード
・商品を入れる袋
・ゴミ袋
・商品を置く棚やクロスなど
・(必要な場合は)食器
マルシェは商品を知ってもらう手段の一つであり、その後リピーターになってもらうためにはショップカードが必須です。当日は商品を買ってもらえなくても、ショップカードを渡すことができれば次につながる可能性もあります。ぜひ多めに準備しておきましょう。
場合によっては自分の食べものや飲み物、あるいは映像や音楽が必要なこともあるでしょう。当日の様子をイメージしながら、必要なものをリストアップしてください。
マルシェの準備3:商品の魅力が伝わる POP を作成
マルシェは生産者と消費者が顔を合わせる場ですが、一度に多くのお客さんが来た場合など、一人ひとりと話せないこともあります。そして話せないお客さんにも商品のよさを伝えるには、魅力的な POP が必要です。
単に「にんじん」と書いてあるよりも、「○○産、カロテンたっぷりで甘みのあるにんじん」と書いてあった方が魅力的ですよね。ぜひ魅力が伝わる POP を作ってください。
POP が作成できる無料デザインツール:Canva
マルシェの準備4:SNSなどで告知
TwitterやInstagram、あるいはブログなどで告知しておくことも大切です。マルシェごとの「#(ハッシュタグ)」がある場合はそれも付け、非フォロワーにも見てもらえるようにしましょう。
しっかり告知ができていると、当日の集客数も増えるはずです。そしてブースがにぎわっていれば、そのにぎわいが新たなお客さんも呼び込みます。情報が解禁されたら早めに告知をし、集客につなげてください。
マルシェの準備5:決済方法の準備
1. 現金
商品を現金でやりとりする場合、お釣りの準備が必須です。どのくらいのお釣りがいるのか試算し、銀行が空いている時間に両替などを済ませておいてください。
2. 電子決済
一方でマルシェなどのイベントでは、下記のような電子決済を導入するケースも多いです。
・AirPAY
・楽天ペイ
・Square
事前に申請しておけば、イベント時のみ決済端末を借りることができます。決済手数料がかかりますが、近年はキャッシュレス決済を希望する方も増えているので、導入を検討してもよいでしょう。インターネット環境が必要、事前の審査が厳しいなど商品ごとに特徴があるので、よく比較して決めてください。
マルシェを含むイベントを主催する際の詳しい手順は、「イベントを開催する大まかな流れ」を参考にしてください。
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マルシェのチケットを前売りすれば主催がスムーズに

多くのマルシェでは事前にチケットが販売されるので、参加者はチケットを持って入場し、気になるお店を見て回ります。紙のチケットだけでなく、近年ではデジタルチケットも増えてきました。
ただチケットの精算方法については、検討が必要です。当日会場の入口で精算すると、受付に時間がかかる可能性があるため、できるだけ事前決済の導入をおすすめします。
前売りチケットはもちろん、当日チケットも会場外で購入できるようにしておくと、会場ではチケットの提示だけでスムーズに運営できます。
・コンビニ支払い
・プレイガイド
・電子チケット
このように事前決済の方法はさまざまなので、マルシェの規模や客層にあったものを選んでください。
マルシェを手軽に主催するなら Doorkeeper

ここまでマルシェについて、チケット販売や主催のポイントなどを解説してきました。準備をしっかり整え、マルシェ出店に臨みましょう。
そしてマルシェで出会った人とのつながりを維持するなら、イベント運営・管理ツールのDoorkeeper がおすすめです。
Doorkeeper はイベントの事前決済や申し込み、デジタルチケットなどの機能があるほか、イベント開催後もコミュニティ運営ができます。
マルシェが終わった後に感想を言い合う、撮った写真を共有するなど、マルシェが終わった後も関係を続けることができるのです。
初回は無料でイベント作成ができるので、一度 Doorkeeper を使ってみてはいかがでしょうか。