企業コミュニティを運営してみたい!
Doorkeeperは、コミュニティの運営が初めての方から経験のある方まで全ての運営者の業務をサポートいたします。
(※この記事は、2023年3月22日に更新されました。)
コミュニティを運営してマーケティングに活かしている企業は、海外だけではなく国内でも増えています。
ただ、企業コミュニティのメリットを耳にしたことがあっても、
「どう運営したらいいのか分からない」
「実際に運営してみたことがあるけど思い通りにはいかなかった」
という方も多いはず。
本記事では、企業コミュニティの活用事例や、効果があがる企業コミュニティ運営の方法について、解説します。
「こういう点に気をつけると上手くいく」というコツを盛り込んだ内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみて下さいね。
目次
【目次】
企業コミュニティとは?
企業コミュニティを作るメリット3つ
効果の高い企業コミュニティを作るコツ3選
企業コミュニティの活用事例3つ
効果的な企業コミュニティ運営で、熱狂的なファンを生み出しましょう
企業コミュニティとは?

企業コミュニティとは、
「マーケティング戦略の一環として企業が運営するコミュニティ」のことです。
価値観や目的などに共通点が多いユーザーが集まって情報や意見の交換、イベントや勉強会の開催、プロジェクト立ち上げなどを行います。
具体的にはユーザー同士が交流をできる機能やコンテンツが豊富なWebサイトを、オンライン形式で運営する方法が多くなっています。
近年は企業コミュニティを運営する企業が大変多くなっており、WebやテレビでCMを展開するより重視している企業も出てきました。
企業にとっては、今後のマーケティング戦略を練る上で欠かせない存在になったといえるでしょう。
企業コミュニティを作るメリット3つ

企業コミュニティがさかんに作られるようになったのは、コミュニティを運営することで多くのメリットが得られるためです。
短期間でメリットが得られる施策ではありませんが、長期的に運用を継続することでさまざまな企業が成功を納めています。
こちらでは、企業コミュニティを作ることによる主なメリットを3つご紹介します。
1.マーケティングや商品開発に活かせる
自社製品に興味が高いユーザーは、効果的な利用方法や新商品開発のアイデア、現行商品の課題などについて意見を持っていることが多いです。
スピード感をもって意見や要望を吸い上げる場として、コミュニティは非常に有用です。
コミュニティメンバー間での意見交換も活発に行われれば、企業内だけで進めるよりも多くの意見を集約することができます。
2.営業・サポートコストが削減できる
コミュニティが円滑に運営できると、メンバー同士がサービスの利用方法や不明点についてサポートし合うような場面が増えます。
コミュニティ内で自発的に問題が解決されるため、通常はカスタマーサポートがすべて対応していたケースの大半が減らせるようになります。
また、コミュニティのメンバーは熱心なユーザーのため口コミで新規ユーザーを呼び込みやすく、営業にかける時間も大幅に短縮することができます。
3.サービス継続率が高まる
コミュニティに属しているメンバーは商品やサービスに対する愛着が高まりやすく、離脱がしづらくなります。
双方向の議論によって自分の意見が反映されたり、コミュニティ内での関係性も深まったりして特別感が生まれるためです。
商品やサービスにより深く関わってもらうことで、サービス継続率が向上する点は大きなメリットだといえます。
効果の高い企業コミュニティを作るコツ3選

企業コミュニティは作ればすぐに効果が出るという訳にはいきません。
せっかく作った企業コミュニティの運営が上手くいかないというケースも多々あります。
コミュニティマーケティングの提唱者である小島英揮氏がセミナーで語った内容の中から、効果の高い企業コミュニティを作るコツを見てみましょう。
1.コミュニティ内で売り込みすぎない
コミュニティ運営で大事なことのひとつが、
「コミュニティに来た人に直接売り込み過ぎない」ことです。
企業側は、どうしても集まってきた人に対して、商品やサービスの良さをさらにアピールしたり、新たな商品を進めたりしがちです。
ですが、そのやり方ではコミュニティ参加人数以上には人が集まりません。
むしろプッシュしすぎることで引かれてしまい、どんどん人数が減っていってしまうことになります。
大事なのは、コミュニティを商品を直接売り込む場として活用するのではなく、商品の良さや使い方などを伝える場にすることです。
コミュニティメンバーに「なぜ」おすすめなのかが上手く伝われば、その人たちが広めてくれますので、集まった人数以上の人に広がっていくでしょう。
2.コンテキストを共有する
「ここで商品やサービスについて話してください」という場を用意しても、すぐには活用が広まりません。
SNS等でも見かけたり経験したりすることではありますが、自分自身の発言がしやすい環境でなければ活動にはつながらないのです。
セミナーでは「心理的安全性の高さ」という表現がされていますが、コミュニティ運営者や集まったメンバー間での信頼関係は非常に重要です。
信頼関係を築くには、あらかじめ
「どういったことを行うコミュニティか」
「どんな人が集まるコミュニティか」
などの情報が共有されている必要があります。
自分自身の発言がしやすく、内容を丁寧に扱ってもらえる場であれば、自然と活発な議論が生まれるでしょう。
3. リーダーとフォロワーを大事にする
セミナーではコミュニティ参加者を
・「リーダー」
・「フォロワー」
・「ワナビーズ」
の3つに分類しています。
商品やサービスを率先して広める行動力のある人が「リーダー」、そのリーダーの話を聞いて試してみる人が「フォロワー」です。
このリーダーとフォロワーは合計するとコミュニティ全体の20パーセント弱しかおらず、大変貴重な存在です。
コミュニティ活動が大きな動きになるかどうかは、この熱量が高い20パーセントの人々次第になります。
コミュニティの運営者は、特にコミュニティの初期段階では、こういったリーダーとフォロワーを大事にするようにすると良いでしょう。
コミュニティを運営するならDoorkeeper!
Doorkeeperを使えば、何かと手間がかかる運営業務の効率化が可能となり、初めての方でも簡単にコミュニティを運営できます。
企業コミュニティの活用事例3つ
こちらでは、企業コミュニティを上手に活用し、成果を出している例を3つご紹介します。
企業コミュニティ①ヤッホーブルーイング

1つ目の成功事例は、ヤッホーブルーイングという「よなよなエール」や「水曜日のネコ」など、変わった名前のクラフトビールを展開するクラフトビールメーカーです。
「よな友ピースプロジェクト」と題したイベントページにはファンのためのイベントが数々企画されています。
「よなよなエールの超宴」は顧客との交流イベントの例として知名度が高い取り組みです。
2017年には神宮球場で約5,000人規模の参加者が集うビッグイベントとなり、リピーターも40パーセントを超えています。
ファンイベントをきっかけにブランドへの愛着を深めてもらう取り組みで、熱狂的なファンを続々と増やすことに成功しました。
企業コミュニティ②森永製菓

2つ目の成功事例は森永製菓の「エンゼルPLUS」という企業コミュニティです。
このオンラインコミュニティの中では、
・写真投稿ができるギャラリー
・掲示板
・投票コーナー
・キャンペーン など
を展開しています。
ギャラリーにはコメントも行え、投稿ごとにポイントがもらえて貢献度が見える形になっています。
コミュニティに参加すると得られるお得情報や、コミュニティでしか聞けない商品開発秘話、インタビューなども充実しています。
企業コミュニティ③スターバックス

最後の成功事例はスターバックスの「Community & Connection」というオンラインコミュニティです。
このオンラインコミュニティでは、ファンからの意見やフィードバックを集めています。
スターバックスといえば熱狂的で熱量の高いファンが多いカフェチェーンです。
その熱量を活かし、商品開発やサービス改善のための有用な意見が集まるように運営されています。
寄付プログラムの参加を促すコンテンツもあり、意識の高い人間が集まりやすい工夫も行っています。
効果的な企業コミュニティ運営で、熱狂的なファンを生み出しましょう
企業コミュニティやファンコミュニティを運営するとさまざまなメリットがありますが、効果的な運営を行うにはコツが必要です。
本記事ではコミュニティマーケティングの提唱者である小島英揮氏のセミナーを題材に、効果的なコミュニティ運営のコツを解説しました。
まずは、社内の決定権を持つ人からファンコミュニティを運営するということへの理解を得ましょう。
実際にリアルなイベントなどを行うファンコミュニティ運営は、ハードルが高いという方は、オンラインコミュニティでも十分効果が得られます。
なお、これからコミュニティ運営を行っていこうという方のために、運営ツールであるDoorkeeperを最後にご紹介させてください。
リーダーやフォロワーを大事にしよう、という項目も本記事で解説しましたが、コミュニティメンバーのデータ管理ができる機能なども効果的にお使いいただけます。
効果的な企業コミュニティの運営に、ぜひ活用してみて下さいね。